栁川さん家の魅せ弁

冬におすすめ!体を温める食材とお弁当にぴったりなおかず

お弁当

19.01.10

野菜やお肉、お魚など、食材には体を温めるもの、冷やすものがあります。薬味やスパイスも同様。そうした食材の力を知った上で、季節や体調に応じてうまく使い分けられるといいですね。今回は寒い冬にピッタリな体を温める食材のお話も交えて、冬のお弁当作りを栁川かおりさんに教えていただきました。

体を温める食材を知って冬のお弁当作りにいかそう

体を温める食材を知って冬のお弁当作りにいかそう

寒い冬は体が温まる食べ物を食べたいものですが、なかなか熱々を食べるというわけにいかないのがお弁当。でも、食材に少し気を付けるだけでも、体を冷やさないお弁当も作れるんですよ。

体を温める、冷やすという性質によって食材を分ける考え方があります。例えばしょうがやねぎ、唐辛子などの薬味や香辛料は、体を温める食材として有名ですよね。食べると体もぽかぽかと温かくなってきます。他には、お肉であればラム肉や鶏肉、魚介なら鮭やマグロ、海老などが体を温めてくれる食材です。

冬が旬の根菜類は体を温めそうですが、意外とそうでもありません。にんじんやかぶは体を温めますが、れんこんや大根は体を冷やす性質に分けられます。今回はこういう食材の性質をいかしたお弁当作りのコツをご紹介します。

鶏肉・しょうが・ねぎは体を温める食材! 冬にぴったりな「鶏の香味漬け焼き」

鶏肉・しょうが・ねぎは体を温める食材!冬にぴったりな「鶏の香味漬け焼き」

今回ご紹介のお弁当のメインは、「鶏の香味漬け焼き」。体を温める鶏肉に、さらにしょうがとねぎの薬味をたっぷりと漬け込んだおかずです。お弁当はもちろん、作り置きにも便利なんですよ。

食べやすい大きさに切った鶏肉に、調味料と一緒にすりおろししょうがとみじん切りのねぎをしっかりともみ込んで漬け込みます。漬け込むときはキチントさんマチ付きフリーザーバッグを活用。前の日に準備しておけば、朝は焼くだけでO.K.です。ひと晩置くと、薬味の風味も効果もしっかりとお肉に染み込むので一石二鳥です。

漬け込んだお肉は焦げ付きやすいので、キチントさんフライパン用ホイルシートを使うのがおすすめ。じっくりと焼き色を付けるつもりで両面をしっかり焼いてくださいね。

しょうがとねぎ香る鶏の漬け焼き

2人分

  • 鶏もも肉 1枚(250g)
  • しょうが 1片
  • 長ねぎ 1/4本
  • 大葉・すだち お好みで

他にはこんなおかずや調理方法が冬におすすめ

他にはこんなおかずや調理方法が冬におすすめ

お弁当に詰める他のおかずは、卵焼き、さつまいものシナモンバター、焼きかぶの大葉味噌がけ、れんこんとちくわの塩きんぴら、キャベツ炒めを用意しました。

体を温めるスパイスをひとふり

シナモンは体を温めるスパイスのひとつです。煮たさつまいもをバターで和えてさっとひとふりしてください。シナモンは、ドリンクやお菓子などいろいろと使えて便利ですよ。

調理法で一工夫

同じ食材でも、生で食べる方が体を冷やします。煮る、焼く、揚げるなど加熱調理をすると、体を温めやすくなります。

体を冷やす食材を使う時は

熱を冷まし、体を冷す効果が期待できるれんこんは、風邪やアレルギーの炎症を抑える効果がある食材です。こういう食材は、加熱して使うこと、体を温める薬味や香辛料と合わせることで、体を冷やしにくくしてくれます。今回おかずに用意したれんこんとちくわの塩きんぴらは、体を温める赤唐辛子と長ねぎも入れたきんぴらにしました。

タレもおいしいおかずは深めのお弁当箱を使い、 ごはんの上にのせると◎

タレもおいしいおかずは深めのお弁当箱を使い、ごはんの上にのせると◎

さて、いよいよお弁当にごはんやおかずを詰めていきます。お弁当箱は、やや深さがあるタイプを選びました。深さがある場合は、奥から順番に詰めていくと詰めやすいです。また、かたまり感あるおかずと細かいおかずを交互に詰めていくと安定感が出て、見た目もキレイに仕上がります。

「鶏の香味漬け焼き」はタレもおいしいおかず。タレをかけるおかずはお弁当の底に沈むとタレがかけにくいので、ごはんにのせるようにして詰めるといいですよ。ごはんも美味しくいただけます。

今回の魅せ弁ポイント

今回の“魅せ弁”ポイント

まだまだ寒い日が続きますので、体を温めるおかずを詰めた手作りお弁当で元気をチャージ!たっぷり食べて、寒さに負けない体を作りましょう。

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