いつも身近にあった
”あたり前のおにぎり”
子どもの頃は、遠足や運動会、ピクニックなどに持っていく定番のお弁当といえば、おにぎりと卵焼き、ウインナー、唐揚げでした。いつでも日常のなかに、母がつくるおにぎりがあったので、特別に何か意識をしたことはなかったと思います。なので、大人になって、自分でおにぎりをつくる機会はほとんどなく「おにぎり学校」に出演させていただいたことは、息子と一緒にたのしくおにぎりをつくるいい経験になりました。
そういえば、ひとつだけ、大人になって驚いたことがあります。僕は、関西出身なので「味付け海苔」を巻いたおにぎりを定番で食べていたんです。それが、関東ではほとんど見かけないだけでなく、味付け海苔が高価なものであることを知ってびっくりしました!
受け継がれる
母のおにぎりの味
おにぎりは愛情の指標
仕事で早朝ロケがあるときなどは、妻がおにぎりをつくってくれることもあります。お米がおいしい地方に行った時には、その土地のおにぎりをいただくこともあります。
おにぎりは愛情の指標のようなもので、食べる人のことを思ってつくられているんだなぁと思います。つくる人が母でも妻でも、僕のために「早く起きてつくってくれたな」「好みの味にしてくれているな」などと思い、いつも感謝の気持ちが湧いてくる食べものです。